③ピノキオ幼児園の移転について、利用者、関係者、専門家を含め、施設のあり方を検討しないか
④子ども発達センターの設置について、市の見解を問う。・・・という内容だった。これについて昨年の12月に当の市議さんからピノキオの保護者に対し「お話を聞かせて欲しい」旨打診があり、保護者の代表数名が対応。その後、今年の2月に私たちのネットワークに「再び皆さんのお話を伺いたい」とのアプローチがあった。そこで現役の保護者、OBに声をかけて小規模な「ヒアリング」が実現した。ここには現役、OB含めて10名ほどの母親と父親が数名参加した。ピノキオの現役保護者達にとっては、市議会議員からの呼びかけに応えて思いを伝えるという初めての体験だったと思う。このようないきさつから議会傍聴に行ったのだ。この方がピノキオ関連の質問をしていたのは45分ほど。自分達の「肉声」がそのまま議会で紹介され、障がい児の子育ての実情の厳しさを市議会に伝えることが出来た。たぶん大多数の市議会議員はピノキオの事情を知らないはずだ。議場では私語が気になる議員さんがいたし、質問の内容がわからない議員さんもいたはずだ。しかし私たち障がい児の親がこのような機会を的確に捉えて「声を集め」障がい児の姿と親の思いを伝えることの大切さを再確認する感動的な出来事だった。