2008/03/14

市議会の傍聴

 3月のはじめに市議会の傍聴をした。ある市議会議員がピノキオに関する質問をおこなったからだ。事前に明らかにされた質問は4点                          ①心身障がい児、発達障がい児の早期発見、相談、療育訓練の連携について(現状と今後について)  ②06年3月の児福審答申で指摘されたピノキオ幼児園の課題の具体化と進捗状況について        
③ピノキオ幼児園の移転について、利用者、関係者、専門家を含め、施設のあり方を検討しないか                            
④子ども発達センターの設置について、市の見解を問う。・・・という内容だった。これについて昨年の12月に当の市議さんからピノキオの保護者に対し「お話を聞かせて欲しい」旨打診があり、保護者の代表数名が対応。その後、今年の2月に私たちのネットワークに「再び皆さんのお話を伺いたい」とのアプローチがあった。そこで現役の保護者、OBに声をかけて小規模な「ヒアリング」が実現した。ここには現役、OB含めて10名ほどの母親と父親が数名参加した。ピノキオの現役保護者達にとっては、市議会議員からの呼びかけに応えて思いを伝えるという初めての体験だったと思う。このようないきさつから議会傍聴に行ったのだ。この方がピノキオ関連の質問をしていたのは45分ほど。自分達の「肉声」がそのまま議会で紹介され、障がい児の子育ての実情の厳しさを市議会に伝えることが出来た。たぶん大多数の市議会議員はピノキオの事情を知らないはずだ。議場では私語が気になる議員さんがいたし、質問の内容がわからない議員さんもいたはずだ。しかし私たち障がい児の親がこのような機会を的確に捉えて「声を集め」障がい児の姿と親の思いを伝えることの大切さを再確認する感動的な出来事だった。

2008/02/20

子どもの発達支援センター

 発達支援センターという言葉を初めて聞いたのは児福審の起草委員として国分寺市の施設を見学した時のことだ。小金井市と同じく就学前幼児の通所訓練施設である。施設は夏休み中で園児の様子を見学することは出来なかったが、その分施設長のお話をしっかり伺うことができた。この時の体験はその後の答申の起草作業に大きな影響をもたらすわけだが、その話はまた別の機会にしたい。
 児福審答申後、障がい福祉制度は「障害者自立支援法」により大きく姿を変えようとしている。いや、いまだに全体像が見えないと言ってもいいのではないか。これにより施設ごとに交付されていた補助金は当事者との契約により、利用者が利用した分だけ支払う、という方法に変わる。 
 これは自治体が独自にこれまで運営してきた就学前の幼児を対象にした通所訓練施設にも適用される。小金井市のピノキオ幼児園についてもこの問題についての検討が始まっているそうだ。
 今までは児福審の答申に縛られていたので運営主体の検討について目立った動きはなかった。しかしこれからは制度改正をきっかけにした施設再編が起こる可能性が出てくると思っている。このような問題を行政として検討するとき、検討の初期から情報を公開してその経過を私たちにも教えて欲しい、
といつも思っている。ピノキオでは駅前区画整理事業による施設の移転が決まっているが、これに関しても施設の青写真などは今のところ示されてはいない。全国にその名を知らせたゴミ焼却場の建設問題でそれどころではないのか・・・。
地域の福祉、とりわけ発達障がい児の支援について今後の施策の方向を示していくという意味でも上手な情報公開と市民参加を意識した検討を早く始めてもらいたいと思う。

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2008/02/18

特別支援教育討論会のお知らせ

 特別支援教育が実施されて1年。その課題はどこにあるのでしょうか。軽度発達障がいをもつ子ども達の発達の保証のために何が必要なのか。通常・特別支援・通級・それぞれの現場からの実践報告と問題提起をして今後のあり方を討論しよう、という取り組みを紹介します。
とき :3月1日(土) 13:30~16:30
ところ:明治大学研究棟2F第9会議室
《報告》
-社会性と学力の保証   -特別支援学級から  渡辺義子さん
                              (三鷹市立大沢台小学校)
-集団づくり、学級づくり  -通常学級から     井本宗近さん
                              (稲城市立平尾小学校)
-教育に「谷間」をつくらない-通級指導学級から  市川順子さん
                               (新宿区天神小学校)
《指定討論》 
-養護学校は何ができるのか-特別支援コーディネーターから
                       田中雅子さん(都立高島養護学校)
《討論》    -参加者による討論
《参加費》  -資料代¥500
〈連絡先〉民研03-3261-1931



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2008/02/12

児童福祉審議会の答申


 だいぶ前の出来事になるが・・・児童福祉審議会-(略して児福審)。平成15年9月に小金井市長が審議会を招集。私は市民公募の3名枠に滑り込めたという幸運により以来2年6ヶ月を委員として活動をしていた。市長からの諮問は①公立保育園(5園)の保育料の見直し ②保育園 ③学童保育 ④ピノキオ幼児園の業務見直し(民間委託の検討)についてだった。審議会では本会議24回に加えて3つの起草委員会がそれぞれに開いた起草委員会が34回、施設見学とヒアリング等をあわせて14回という「超」ハードスケジュールだったが、素晴らしいことに白紙の状態から一言一句100%委員が書き上げた答申で、そのかわり責任重大、大変厳しいスケジュールの中、期間を半年延長し、平成18年3月末に市長へ答申された。結論は値上げ反対。すべての施設の民間委託には反対する、というものになった。いずれの結論でも賛成か反対かを単純に答えた場合の「反対」だ。それぞれの場所でふさわしい努力が求められている内容ではある。また、ピノキオのような福祉施設的性格の運営の検討には、民間委託の是非だけではなく地域の福祉施策全体のバランスの中で施設のありかたについて改めて検討するべきだ、という提言をした。答申以来もうじき2年が過ぎる。駅前区画整理による施設の移転計画や自立支援法による補助金制度改変が迫る中で、答申後の施設のあり方について行政からの具体的なビジョンは利用者にも、市民に対してもいまだに示されていない。せめて「整備検討委員会」のようなもの。施策が白紙の状態から情報を開示して、市民や専門家と共に作り上げる仕組み・・・できないかなあ。

(答申ファイルへのリンクを右サイドバーに貼っておきます。まだしばらく読めそうですよ)

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2008/02/02

防災体験ふれあい広場




 防災の話が続く。2月2日の土曜日に「地域と中学生を結ぶ防災体験ふれあい広場」というイベントに参加してきた。今回のイベントの主役は中学生。大規模災害時には中学生も立派な戦力になりうる。という最近の考え方を反映した恐らく初めての試みを実践したイベントかもしれない。我々市民防災組織や消防職員が中学生と共に様々な防災訓練を体験するわけだ。しかし共に学ぶというところがミソなのかなと思う。彼らは寒い中、実に楽しそうに訓練体験のメニューをこなしていた。そして最後のクライマックスは可搬式小型ポンプを使い、すぐ横を流れる川をせき止めての放水体験だ。「中坊放水隊」のうち何名かは本物の防火衣を着ての放水である。ヤツらには生まれて初めての経験ではないか。筒先補助と放水の指導をしたが、みんな実に楽しそうな顔をしていた。中学生は70名も集合したそうだ。いいぞチュウガクセイ、その調子だ。次回も頼むぞ。
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2008/01/26

市制50周年記念事業

 小金井市は今年で市制施行50周年なんだそうである。小金井市がこれを記念したイベント企画を募集している、ということを昨年秋に出会ったステキな方が教えてくれた。正式には市制50周年記念公募認定事業という長い名前の事業で、「市制50周年記念!!○○コンサート!!!」のような企画案を市民に公募していた。黄金ネットではお誘いを受け、数々の条件をクリアして申請書を作り応募していたわけだが、これについて本日「事業認定されました」との通知が届いた。映画「ぼくうみ」自主上映企画に対して市から正式に補助金がおりるということが決定したのですよ。自主上映の企画案が認められたということで、ぼくうみ製作の「お手伝い」が微力ながら、ひとつできたのかなあ。まずは無事に映画が完成するのを待ちたいと思う。          ぼくうみガンバレ。。

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2008/01/24

だいすき!!

 「だいすき!!」の事を知ったのはつい最近。「ぼくうみ」の山下さんのブログを読んでいて「ん?!」と思ったからだ。たしか「香里奈が可愛い」とか何とか書いてあってですねえ、彼女のことは「僕の生きる道」の草薙クンの幼なじみ役での共演以来気になっていました。ついでに告白すると篠原涼子サンは「光とともに」以来、さらにどうでもいい話しですが「女房酔わせてどうするの?」とささやく石田サンも好きです。ハイ。で、何が言いたいのかといいますと、テレビドラマのゴールデン枠で放映されるドラマのテーマに障がいが取り上げられるようになってきて、さらに「旬」な俳優がこれを演じるようになったということなんです。みなそれなりに障がいという重いテーマに真摯に向き合い、ドラマ化しているというところがなかなかです。こういうところから世の中が少しずつ変わっていくといいなあ。期待してます。
映画「ぼくうみ」製作を応援している理由もそこです。
ドラマ「だいすき!!」の情報はここにあります。  ↓  ↓  ↓
http://www.tbs.co.jp/daisuki2008/

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