2008/05/03

自転車でいこう

 私達が市制施行50周年記念事業におこなう自主上映の作品に選んだ「自転車でいこう」だが、実はまだ誰も作品を見ていないのだ。どうしたらいいのか、とオロオロしていたのだが制作会社に連絡を入れたところ「自主上映の関係者限定ということで、タダで2週間お貸しします」とのありがたーい知らせが届いた。とりあえず「試写会」を5月17日に設定して、現在準備中である。自主上映の実行委員に名乗りを上げたい方は(いるわけないか)連絡を。追って詳細をお知らせします。とにかく、このような障がいを扱った映画は、多くの一般の方に見てもらいたいと思う。そして「障がい」がどういうことなのか知って欲しいのだ。ピノキオを取り巻く難問だが、これをごく少数の関係者限定の課題にしてはならない。施設の定員はたった15名だが、障がい児は一定の確率で今後も必ず生まれてくるのだ。たとえあなたの子どもがそうでなくとも。
施設の将来への選択肢は少なくないのだ。可能性も無限である。だから多くの市民の問題として捉えてもらいたいのだ。この映画の自主上映が、障がいを知るきっかけになればいいなと思う。

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2008/04/30

民間委託の検討

 一般的には「障がい」というのはどういうことなのかはほとんど知られていない。大多数の人は普通だから仕方ないのだ。このような理由で福祉予算は削減されていると思う。異論はあるだろうが全体では削減傾向である。しかし福祉施設、特に障がい福祉施設で日々おこなわれていることは理解されているのか。という話である。
 小金井市のピノキオ幼児園は、財政再建計画による民間委託の検討と区画整理事業により施設の移転が予定されている。この二つの問題があるにもかかわらず、市民や市議会での認知度は残念だがあまり高くない。しかし、利用者に対する担当者からの説明は不正確で、情報は恣意的なもの。しかも少数の母親(全員でも15名なのだ) のみへの説明である。市長が諮問し2年7か月の時間をかけた児副審の答申に対しても「縛られる理由がなくなった」などと発言しているという。これでは今後施設を利用することになる市民や審議会の他の委員に対してあまりにも無礼な考えである。このような狭い範囲に限定した議論から何が生まれるというのだ。議会答弁で「市民に対しても検討する機会を設ける」と発言していたが、これまでに意見の交換はOBを交えた機会はというとたったの2回なんですけど・・・・・。喧嘩を売っているのか?コイツ。                         いや、ここは冷静にいこう。(大人ですから) とにかく、もっとたくさんの意見を聞かなければいけないと思うのだ。どうにかして施設の整備検討委員会を立ち上げたい。市議会にしても検討会にしてもそうだが「施設の今後のあり方」を広く議論してもらうためには施設に対する基礎的な情報、知識が必要だと思う。公立の施設としての使命もあるのだ。
 先日、そのための勉強会というか、意見交換のための懇談会を開くことができた。お隣の国分寺市の都議と市議が1名。当市の市議を1名をお招きした懇談会だ。国分寺市の施設はかなり前から「発達支援センター」という名称を施設名に使っていて、通所訓練部門が、園児単独と母子通園、外来相談業務をおこなっている。さらに数年前に施設建物を新築したのだ。(確か予算は1億円だったと聞いた覚えがある)
 このような施設の生い立ちに興味があったので、これを支えてきた市民の代表の市議会議員さんのお話を聞きたかったためである。
 他の団体が以前に「つくしんぼ」の前施設長を小金井にお招きしてお話を聞いたというのは知っていたが、それとは別に施設を外から見ている立場の方の話は興味深いものがあった。つまり施設の考える理想と利用者が求めるものに少しづつ「ズレ」が出てきていた。というのだ。そのために児副審での視察当時の体制から「改革」を実行しているというのである。いやー、国分寺恐るべしである。これは、しかるべき立場の方が利用者の要望に応えたということにならないだろうか。その上で担当部局と調整し、議会に諮り、組織改革を実行したということだろう・・・。いいなあ。国分寺。移住しようかなあ。 自治体規模はほとんど同じ2市である。違いの原因はなんだろうか?

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2008/04/23

ご支援のお願い

 
※5月12日に目標額を達成し、募金活動が終了しました。記事を見て、いろいろと声をかけてくださった方、募金をしてくださった方、ご協力ありがとうございました。その後の情報については「みどりちゃんを救う会」サイトでご覧ください。

知り合いからこんなチラシがまわってきた。元は小金井市の保育園に通っていたお子さんだという。 詳しい情報は支援ホームページをご参照ください。
http://www.midorichanhelp.com/index.html
4月25日に手術のために渡米することが決まったそうだが、病状はいまだに予断を許さず、といった様子である。うまくドナーが見つかって健康になることをお祈りすると共にこのページをご覧になった皆さんのご支援をお願いしたい。

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2008/04/21

自主上映企画

 市制50周年記念事業で私たちが上映する作品が変更になりそうである。「ぼくうみ」の年度内の自主上映がむずかしくなってきたためだ。原作者の山下さんに聞いたところ「間に合うかどうかは微妙・・・」とのお答え。現在「ぼくうみ」は出演者のオーディション中なんですね。撮影に入るのは7月から。天候の都合など場合によっては撮影は9月にずれ込むかもしれない・・・とのことで、制作自体は補助金の関係で20年度中に完成させなくてはいけないものの、作品の反響の大きさ次第では全国に公開したい、とのプロダクションサイドの意向があるようで、そうなった場合の自主上映できる時期はさらに先に延びてしまう という事情があるそうな。20年度中に間に合わないとするとするとどうしよう・・・。
 ということで「エイブル」3部作も大変魅力的なのですが・・・。今回は「自転車でいこう」という作品の上映の検討をはじめています。現在は制作会社と交渉中。あまり公開されていない映画なので、まずは作品を取り寄せて見てみようか、という段階。「ぼくうみ」のほうはどうするのだ?・・こちらは別の機会を作って必ず上映したいと思う。
 イベントの実行日もそろそろ決めたいし・・・。いろいろクリアすべき課題が具体的になってきたようである。

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2008/04/16

イマジン

 毎日夕方5時になると近所にある学校の建物のてっぺんからイマジンのメロディーが流れる。 これは防災同報無線という設備を使ったもので、本来は防災目的の緊急放送のためのもので市内各所の公共施設にも同じものがある。設備自体はずいぶん昔からあったのだが、ずっと前にメンテナンスのために試験放送をした時には「うるさい」との苦情が相次ぎあまり使われないでいた、という暗い過去を持っていることはあまり知られていないはずだ。なんせ火災出動の消防車のサイレンにも苦情が来る昨今、あまり大きな音は出せないでいたのかもしれないが、毎日、夕方の定時にメロディーを流すというアイディアによってこれが生まれ変わった。放送が始まった当初もイマジンのピアノだった。演奏は市内の中学生によるもので、以来数回曲目が変わり今年の4月から再びイマジンに変わった。前とはアレンジが違うので別のプレイヤーによるものだと思うのだが、これもいいなと思う。
 オリンピックを控えた某国の騒がしい様子が報道されるにつけ911テロ当時に盛んに流されたこの曲を思いおこしたりしている。

今日、こんなサイトを見つけた。
http://www.platon.co.jp/~nowhere/flash/john.html

どうということはなく、原曲と共に英語と日本語の歌詞が現れるだけなのだが、メロディーに乗せた歌詞をじっくり読み返した時、改めてこの曲の普遍性に気づかされる。
・・・。やっぱりジョンは偉大である。

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2008/04/11

入学式

4月8日に次男が通っている都立養護学校の小学部と中等部合同の入学式がおこなわれた。次男は4月から中学生である。朝から激しい雨と風。春の嵐だ。式に参列する保護者は基本的にはそれぞれの新入生の親なのだが、在校生の保護者の方が数名、激しい雨の中を参加してくれていた。顔見知りの方の顔を見つけるとやはり嬉しい。
 しかし、ここ小金井養護は中等部までしかない。高校は他の場所へ通学するからここに通学するのもあと3年間。ウチの息子は果たしてどこまで成長するやら。できれば留年してもかまわないのだが、そういうわけにもいかないらしい。
しかし、校長センセイが余談でこんなことを言っていた。「30年前の開校当時は定員は80名の設計だったが現在の在校生数は倍近い。要望があれば増築したいが工事中の不便を考えるとなかなか難しい。不便を乗り越える要望が出るかどうか・・」工事中の不便とは建替え期間中の仮設校舎での不便のことを言っていたのだが、すでに限界一杯の設計だから仮設校舎を同じ敷地内に建てることすら難しいだろう。そんなことを思いながら新しい中学1年生の教室へ移動してみて驚いた。もともと1つの教室だったところを可動式のパーティション(間仕切り)で仕切っている。声は筒抜けだし・・・。
あれで落ち着いて生活できるのだろうか。心配だ。
東京でオリンピック?いいだろう。有意義に開催すればいい。そのあとにスペシャルオリンピックスがあるからね。これも忘れないでいて欲しいものである。
ん?新銀行東京へ何億円追加融資するって? 勝手にしやがれと思う。
(当然障がい児も含まれるが)子ども達は将来の東京都民になる。もう少し投資しろよ!
子育て支援という発想が足らないのかな?
イシハラ君には。 。。
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2008/03/23

自治体の格差

普段あまり自分が住んでいる地域の自治体のサービスを他の自治体と比べるという発想はあまりないのだが、実は結構「差」がついていた・・・と思い知らされる話。
『障害を持つ中高生に放課後の居場所=東京都文京区 文京区(19万2700人)は2008年7月から、障害を持つ中学、高校生を対象に、放課後に過ごす場を提供する事業を始める』
社会福祉法人に、活動するための部屋の整備と運営を委託する。スタート時には1日当たり5人を限度に受け入れるが、利用状況に応じて拡充も検討する。同年度当初予算案に1900万円を計上した。 障害者福祉課によると、区では障害を持つ小学生を対象に6年生まで学童保育を実施しているが、中高生には放課後に活動する場がない。今回の事業には専門的な知識や経験が必要なため、区内で障害者の通所施設を運営している社会福祉法人に委託することにした。 同法人は施設の地下に30平方メートルの部屋を造る。物置やテーブルなどを置き、絵を描いたり折り紙を折ったりして過ごしてもらう。利用できるのは原則午後6時半まで。養護学校のバスが生徒を降ろす地点などまで車で迎えに行き、帰りは保護者に任せる。 同課は「障害のある子どもの介護は疲れるのが現実。保護者に一時的な休息を取ってもらう狙いもある」としている。
・・・以上の話は業界に詳しいワタクシの「戦友」からの情報でした。     (感謝・感謝!!)
私たちの住む小金井市の学童保育は一般の児童が小学3年生まで。障がい児は4年生までとなっている。(ちなみに、小金井市の学童保育の障がい児枠を小学4年生まで延長するきっかけを作った方もワタクシがよーく知っている方だ)
「彼の地」では、障がい児は6年生までが学童保育を利用できるということ。まずここが違うところだ。その上で新たに中学生、高校生の放課後活動の支援をするというのだ。それともう一つ、小金井市の場合、学童保育業務は障がい児枠を含め「児童青少年課」というところが受け持っているが、ここでは学童保育の障がい児支援を「障がい福祉課」でおこなっていることだ。縦割り行政と言われる仕組みの中で役所内での担当部署はどのように住み分けているのだろうか。必要となる経費面では、すでに「社福」が運営している障がい者施設の中で受け入れを始めるということで自治体の財政負担を最小に押えることを意識しているのか、と思うがこれも「利用状況に応じて拡充も検討」・・・要するに利用する生徒数が増えることも想定済み、ということなのだから・・・本当にうらやましいかぎり。
・・・いいなあ文京区。お金持ちー。でも、自治体がこういう新しい業務を立ち上げていく直接の動機はどこから来るのだろうか?要望を抱えた大勢の親達が強烈な運動をした?のだろうか。それとも自治体が住民のニーズを先取りしたのか?
最近のワタクシには、近所の公園の桜の花の開き具合とともに・・・そこのところが気になります。。
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