このブログでも紹介したが、失踪して1ヶ月以上たった1月8日に岩田和輝君が発見された。(彼は成績優秀でスポーツ万能だといういうことなので、一般的な障がい児のイメージとは少し違うかもしれない。彼の障がいを同定することが目的ではないが、もしかして彼はアスペルガーなのだろうか? )
彼の自宅は神奈川県の港北地区だが、発見は千葉県である。保護のきっかけが自動車との軽い接触事故だったにもかかわらず、たいした怪我もなかったという幸運にただ驚くばかりだ。彼は自転車に乗り千葉県にいて車と接触した。その行動力、生命力は驚異的。発見されるまでのご両親の気持ちを想像するとつくづく無事でよかったと思う。しばらくは疲れを癒し、家族でいることの幸せをかみしめて欲しい。そうしてもう少し時間が経ち、もし余裕が出来たら行方不明でいた間に彼がどのような生活を送っていたのか教えて欲しいと思うのだ。暖冬傾向とはいえ12月のほとんどと正月を1人で暮らしていたわけで・・・。
「本来ヒトは善人である」という性善説を証明することになるのか、それとも単なる奇跡なのか。とても気になるなあ。
それから気になったことが一つ。失踪当時に流れた「捜索依頼」情報の中に、彼の母親の携帯番号までが無造作に公開されていたものが数件あったことだ。こちらに流れた情報でも番号は記載されていたのだが、他の情報ネットワークへの「転載お願い」の際には情報が錯綜することを防止するために母親の携帯番号は伏せるように、という一文が添えられていたのだが・・・。
息子さんが失踪して混乱する状況の中で情報提供も含め、事件に対する問い合わせの電話が母親の携帯に殺到していたらどうだっただろう。母親の携帯にかける電話は「発見の知らせ」だけにしたほうがいいだろうと思ったのだ。失踪から日にちが経ち警察が公開捜査を始めていた段階で、問い合わせ先も警察署を含めて2ヶ所あった。この時点で情報は整理されて家族に伝えるための環境は整備されていたのにも関わらずだ。悪意はないにせよ結果的には一部のネットワークは提供された情報をそのまま垂れ流したのではないか。ここが残念だ。ありとあらゆる情報ツールが備わった昨今だが、それに接するヒトの意識はどうなのだろう。そこが問われるケースだと思う。
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2008/01/08
岩田和輝君が見つかりました
和輝君が発見されました。速報です。
12月6日より行方不明の岩田和輝君(横浜・12歳)、つい先程ですが、8日午後3時に無事保護されたそうです。警察発表も出ているので、確かな情報です。
都筑警察署の発表 ↓
http://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/93ps/93_idx.htm
岩田君のお父さんのHP ↓
http://www.netplanna.com/iwata/kazuki.htm
情報によると千葉で接触事故を起こして判明したようです。捜索情報を転送して下さった方は、この速報を各転送先に送って下さい。
何はともあれ、見つかって良かったー。
12月6日より行方不明の岩田和輝君(横浜・12歳)、つい先程ですが、8日午後3時に無事保護されたそうです。警察発表も出ているので、確かな情報です。
都筑警察署の発表 ↓
http://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/93ps/93_idx.htm
岩田君のお父さんのHP ↓
http://www.netplanna.com/iwata/kazuki.htm
情報によると千葉で接触事故を起こして判明したようです。捜索情報を転送して下さった方は、この速報を各転送先に送って下さい。
何はともあれ、見つかって良かったー。
2007/12/26
20日前から行方不明になっています

昨日、参加しているMLにこんな情報が流れてきました。
横浜で20日前から行方不明になっている男の子がいます。中学1年生で12才、成績優秀ながら発達障がいがあるということです。TVで放映されたので、もうご存知の方もいるかと思いますが、心の隅に止めておいて頂くと助かります。以下の情報があります。ご協力お願いします。転載歓迎。
○ 横浜市都筑区在住の12歳の男の子が12月6日から行方不明になっています。 岩田 和輝(いわたかずき)くん 12歳身長 150cm 体重45kg服装 NIKEカーキ色のトレーナー、ベージュのズボン、黒のスニーカー、addidasウエストポーチ・コンビニのトイレに行くことがあります。・スーパーの試食を食べることがあります。・公園のベンチで長時間座っていることがあります。・倉庫や物置に入り込んでいることがあります。
TVでのオンエア(ユーチューブ)
詳細情報はこちら。 http://www.mediagate.co.jp/kazukikun/
連絡先 中区障がい者生活支援スペース ぽ~とTEL 045-628-3572 FAX 045-628-3573
都筑警察署:生活安全課 TEL 045-949-0110
2007/12/20
楽しかったクリスマス会
クリスマス会が12月9日におこなわれた。黄金ネットワークの1年間の活動の総決算ともいえるかもしれない。これまでの活動により様々な方との「お付き合い」の巾が少しずつ広がった結果、ご招待する方が多彩になってきた。障がい児の家族にしても、ピノキオ幼児園の関係者だけでなく、今年から市内にもう一つある施設に通っている子どもさんと、そのご家族をご招待できるようになった。また、これを支える当日のスタッフとしてお手伝いを引き受けてくれる方も増えて、我々レギュラーメンバーの負担が格段に軽くなった。ということは当日、会場の隅々にまで目が行き届くということになり内容がとても充実したものになった。会場の設営、受付から写真記録、最後の片付け、清掃までロスタイムなくこなせたような気がする。いやー皆さん、本当にありがとうございました。アトラクションはピノキオの先生方によるパフォーマンスの後、今年初登場となる「トライアングル」によるハンドベル演奏、障がい者4名を含め総勢17名がおなじみのクリスマスソングを披露、とーっても感動的。続いてはHammer氏父娘のシャボン玉を使ったパントマイム(?)、次はペーターバンドのライブ。そしてお楽しみのプレゼントタイム!どこからかやってきた「永年サンタクロース」が良い子のみんなにプレゼントを配り、最後が楽しいケーキタイム。この時間が1年ぶりの再会やら新しい発見の場所だったりしているようで、楽しそうに会話する大勢の家族で盛り上がっていた。この日の参加者は「トライアングル」メンバー17名を除いても100名近い数。クリスマス会始まって以来の参加者数だった。
お忙しい中来賓としてご来場頂いた市長が、今年は1時間近く参加。「最後まで見たいが次の予定があるので」と名残惜しそうに退席。来年も是非ご来場をお願いしたいと思う。
当日子ども達にプレゼントするお菓子を袋詰めして届けてくださったN部長。ピノキオのお母さん達に手作りのプレゼントを作ってくれたTさん。オヤジ達にビール券を恵んで(?)くれたSサン達。本当にありがとうございました。来年も期待しています。
お忙しい中来賓としてご来場頂いた市長が、今年は1時間近く参加。「最後まで見たいが次の予定があるので」と名残惜しそうに退席。来年も是非ご来場をお願いしたいと思う。
当日子ども達にプレゼントするお菓子を袋詰めして届けてくださったN部長。ピノキオのお母さん達に手作りのプレゼントを作ってくれたTさん。オヤジ達にビール券を恵んで(?)くれたSサン達。本当にありがとうございました。来年も期待しています。
2007/12/05
学校の選択

我が家で購読している新聞の投書欄で、ある議論がされている。我が子の就学先に養護学校を選んだ親と、普通学級を選んだ親。「選択」についての議論である。それぞれ、1人ひとりの「違い」が大きい障がい児にとっての就学先の選択・・・悩みは深くてフクザツだと思うのだが・・・
11/27の投書。
―『「一緒に学ぶ」なぜいけない 』―千葉県松戸市に住むこの方の息子さんは自閉症の小学5年生。就学相談では養護、心障学級を進められたが幼稚園の頃の息子の様子から「みんなと一緒にいることを望んでいると感じ」現在は普通学級。その中でクラスメイトに支えられて成長している事を実感しているとのこと。ところが、7月から千葉県で施行された「障害者差別をなくす条例」によると特別支援教育を断ると「親が子どもを差別している」ということになると言うのです。県庁の見解も「断ると不利益取扱者になる場合もある」そうで「皆と一緒に学びたいと願うことがどうして子どもに不利益を与え、差別をすることになるのでしょう」と訴える内容。
これに対する投書が4日付で2通。―『子どもの幸せを考えて選んだ』―重度の知的障がいで自閉傾向の「双子」の父親。これが何と同じ学校の父親F氏。養護学校で父親の会を立ち上げませんか?と、9月に講演会を主催した方です。この方は投書の中で、就学前、施設の担当者から「保護者に普通校への進学希望があればかなえてあげたい」と言われたが、養護を選んだ。普通校に通わせるのは「親のエゴだ」という理由が第一。「平均的な子ども達を作ることが目的の普通校では息子達は様々な差別に会うからだ」とも主張しています。「保護者は専門家ではないが、子どもの幸せを一番に考えた」結果、養護学校に通わせている。と、結んでいます。
一方、普通学級に通学していた立場から1通。―『進路決める役、条例でなく親』―現在息子さんは25歳。当時「親の見栄や外聞の悪さで普通学級を選ぶ」ように思われていたが社会性、秩序「普通で居ること」を経験できる環境で過ごしたことで、養護学校では出来ない体験をして成長し、現在は西陣織の仕事についているそうで「展示会に友達が来てくれるのも普通学級を選んだためで本当に良かったと思っています」とのこと。そんな自身の体験から「進路は条例による強制ではなく、この生涯に責任を持っている親の選択に任せるべき」との主張。うーん。どちらももっともな内容。内容を分析して是非を問うことは無意味だと思う。でもそれぞれが、子を思う親の気持ちだ。
これは永遠のテーマなんだろうか?議論の行く末はどうなるのか。興味深い。
でも、差別を禁止する条例が新たな差別を生んでいるような気がするなあ・・・
チバケン。。
2007/11/25
夏のおもいで 2

その後、マットの湿気を切らさないように注意して2ヶ月。飼育ケースのマットをすべて取り出して中身を点検してみた。一月前に覗いたときにはほとんどが幼虫になっていたのだが、今日見てみると2ケースそれぞれに1匹ずつしかいないのだ。ん!なぜだ?他のやつらはどこへいってしまったんだ?
溶けてなくなるのだろうか。それとも共食い?いくらさがしても痕跡すら見当たらない。不思議ですねー。しかし生き残った2匹はそれぞれが順調に終令幼虫に成長している。終令幼虫の画像?たぶん見ないほうがいいと思う。特に女性は。間近に見るとかなりマニアックな風貌だから。。。
あとは腐葉土をどこかの公園で調達しておき、頃合を見計らって補充と交換するのだ。頑張って成虫になって欲しいと思う。来年の模擬店デビューを目指して。
2007/11/17
クリスマス会

11月も後半に入った。いよいよクリスマス会である。黄金ネットワークという名前ができるまでは「ピノキオオヤジの会」の名で開催していた。当時はピノキオ幼児園に在籍する父親有志の主催だったので会場は休日のピノキオを使わせてもらっていた。あの頃は父親有志がカラオケボックスに集合。寸劇や手遊び歌の練習を重ね、当日はアトラクションが終わった後にサンタクロース役が子ども達にプレゼントを配り、隣の保育園の園庭で薪を燃やして作ったカレーやら豚汁などを振舞っていたっけ。いやー懐かしい。会場が普段通っている場所ということで、子ども達にも抵抗が少なかったし、遊具から机、イスに至るまで、すべてそのまま使えたメリットは大きかったと思う。しかし回を重ね自分達の子どもが卒園すると、参加者の内訳が、卒園した我々の子ども達の数が本来の主役であるはずの在園児の数を上回る可能性がでてきたという理由で、会場をピノキオ幼児園から市内の集会施設に移しておこなうようになったのだが、12月の日曜日というのは、どこも似たような団体が同じような目的で会場の利用申し込みに殺到するため会場確保がとても難しいことがわかった。このときは、希望者同士が権利をジャンケンで勝負。信じられないことに我らが代表が権利を勝ち取った・・・。なんてこともありましたよ。
今年のクリスマス会は12月9日(日)におこなわれます。会場は、昨年まで「都立」だった障がい者支援施設「生活実習所」である。ここを使えるようになるまでの道のりも決して平坦ではなく、様々な「学習と交渉とお願い」の結果。であります。関係者の皆様には感謝感謝。そして、今年からは地元の社会福祉法人運営となった生活実習所での記念すべき第1回ということになる。ここへ至るまでも紆余曲折。社会福祉法人の運営の厳しさに触れ、ひたすら学習と交渉の日々。ホント勉強になります。ただし、障がい者施設なので施設は(ほぼ)万全、何より障がい児の家族にとっては駐車スペース完備がありがたい。こんな恵まれた施設はそうない。今年はご招待の巾もより一層広がり、同法人が別の場所で運営している就学前の通所訓練施設の利用者にもお誘いできることになりました。回を重ねて交流の範囲に広がりが出てきました。今年のアトラクションは例年のバンドライブに加えてハンドベルの演奏があります。メンバーは障がい者とその家族。サポートの大学生と社会人ボランティアがクリスマスソングを奏でるという趣向でとても楽しみ。「怠りなく準備」を心がけようと思う。(撮影@Hammer氏)
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