2008/02/18

特別支援教育討論会のお知らせ

 特別支援教育が実施されて1年。その課題はどこにあるのでしょうか。軽度発達障がいをもつ子ども達の発達の保証のために何が必要なのか。通常・特別支援・通級・それぞれの現場からの実践報告と問題提起をして今後のあり方を討論しよう、という取り組みを紹介します。
とき :3月1日(土) 13:30~16:30
ところ:明治大学研究棟2F第9会議室
《報告》
-社会性と学力の保証   -特別支援学級から  渡辺義子さん
                              (三鷹市立大沢台小学校)
-集団づくり、学級づくり  -通常学級から     井本宗近さん
                              (稲城市立平尾小学校)
-教育に「谷間」をつくらない-通級指導学級から  市川順子さん
                               (新宿区天神小学校)
《指定討論》 
-養護学校は何ができるのか-特別支援コーディネーターから
                       田中雅子さん(都立高島養護学校)
《討論》    -参加者による討論
《参加費》  -資料代¥500
〈連絡先〉民研03-3261-1931



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2008/02/12

児童福祉審議会の答申


 だいぶ前の出来事になるが・・・児童福祉審議会-(略して児福審)。平成15年9月に小金井市長が審議会を招集。私は市民公募の3名枠に滑り込めたという幸運により以来2年6ヶ月を委員として活動をしていた。市長からの諮問は①公立保育園(5園)の保育料の見直し ②保育園 ③学童保育 ④ピノキオ幼児園の業務見直し(民間委託の検討)についてだった。審議会では本会議24回に加えて3つの起草委員会がそれぞれに開いた起草委員会が34回、施設見学とヒアリング等をあわせて14回という「超」ハードスケジュールだったが、素晴らしいことに白紙の状態から一言一句100%委員が書き上げた答申で、そのかわり責任重大、大変厳しいスケジュールの中、期間を半年延長し、平成18年3月末に市長へ答申された。結論は値上げ反対。すべての施設の民間委託には反対する、というものになった。いずれの結論でも賛成か反対かを単純に答えた場合の「反対」だ。それぞれの場所でふさわしい努力が求められている内容ではある。また、ピノキオのような福祉施設的性格の運営の検討には、民間委託の是非だけではなく地域の福祉施策全体のバランスの中で施設のありかたについて改めて検討するべきだ、という提言をした。答申以来もうじき2年が過ぎる。駅前区画整理による施設の移転計画や自立支援法による補助金制度改変が迫る中で、答申後の施設のあり方について行政からの具体的なビジョンは利用者にも、市民に対してもいまだに示されていない。せめて「整備検討委員会」のようなもの。施策が白紙の状態から情報を開示して、市民や専門家と共に作り上げる仕組み・・・できないかなあ。

(答申ファイルへのリンクを右サイドバーに貼っておきます。まだしばらく読めそうですよ)

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2008/02/02

防災体験ふれあい広場




 防災の話が続く。2月2日の土曜日に「地域と中学生を結ぶ防災体験ふれあい広場」というイベントに参加してきた。今回のイベントの主役は中学生。大規模災害時には中学生も立派な戦力になりうる。という最近の考え方を反映した恐らく初めての試みを実践したイベントかもしれない。我々市民防災組織や消防職員が中学生と共に様々な防災訓練を体験するわけだ。しかし共に学ぶというところがミソなのかなと思う。彼らは寒い中、実に楽しそうに訓練体験のメニューをこなしていた。そして最後のクライマックスは可搬式小型ポンプを使い、すぐ横を流れる川をせき止めての放水体験だ。「中坊放水隊」のうち何名かは本物の防火衣を着ての放水である。ヤツらには生まれて初めての経験ではないか。筒先補助と放水の指導をしたが、みんな実に楽しそうな顔をしていた。中学生は70名も集合したそうだ。いいぞチュウガクセイ、その調子だ。次回も頼むぞ。
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2008/01/26

市制50周年記念事業

 小金井市は今年で市制施行50周年なんだそうである。小金井市がこれを記念したイベント企画を募集している、ということを昨年秋に出会ったステキな方が教えてくれた。正式には市制50周年記念公募認定事業という長い名前の事業で、「市制50周年記念!!○○コンサート!!!」のような企画案を市民に公募していた。黄金ネットではお誘いを受け、数々の条件をクリアして申請書を作り応募していたわけだが、これについて本日「事業認定されました」との通知が届いた。映画「ぼくうみ」自主上映企画に対して市から正式に補助金がおりるということが決定したのですよ。自主上映の企画案が認められたということで、ぼくうみ製作の「お手伝い」が微力ながら、ひとつできたのかなあ。まずは無事に映画が完成するのを待ちたいと思う。          ぼくうみガンバレ。。

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2008/01/24

だいすき!!

 「だいすき!!」の事を知ったのはつい最近。「ぼくうみ」の山下さんのブログを読んでいて「ん?!」と思ったからだ。たしか「香里奈が可愛い」とか何とか書いてあってですねえ、彼女のことは「僕の生きる道」の草薙クンの幼なじみ役での共演以来気になっていました。ついでに告白すると篠原涼子サンは「光とともに」以来、さらにどうでもいい話しですが「女房酔わせてどうするの?」とささやく石田サンも好きです。ハイ。で、何が言いたいのかといいますと、テレビドラマのゴールデン枠で放映されるドラマのテーマに障がいが取り上げられるようになってきて、さらに「旬」な俳優がこれを演じるようになったということなんです。みなそれなりに障がいという重いテーマに真摯に向き合い、ドラマ化しているというところがなかなかです。こういうところから世の中が少しずつ変わっていくといいなあ。期待してます。
映画「ぼくうみ」製作を応援している理由もそこです。
ドラマ「だいすき!!」の情報はここにあります。  ↓  ↓  ↓
http://www.tbs.co.jp/daisuki2008/

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2008/01/20

防災講座

 先週の19日、市主催の防災講習会に参加してきた。市役所前庭では体験型イベントとして応急救護の簡単な講習(都内では2台しかない)起震車での揺れの体験などが行われていた。実はワタクシ16年間消防団に入っていたのです。退団後は地元自治会の防災会、災害支援ボランティア、消防少年団の指導員、と3つを引き受けている関係でこのようなイベントには必ず召集がかかるのだ。このような活動で感じるのは、ワタクシのような動員された「セミプロ」などの関係者だけでなく一般の市民が広く関心を持つことの大事さだ。が、しかし現実はそうはいかない。この日も7割が常連さん、残りが関心を持って集まった市民。しかし、いいこともあった。聴覚障がいの方が10名ほど参加していたのだ。ここには手話通訳の方もいて、各ブースの説明を熱心に見ていました。役所の担当者に聞くと、どうやらあの方々の内のお1人が市のホームページでこれを知り、知り合いを誘って参加したとのこと。しかし通訳さんは誰が手配したのかは聞くのを忘れた。社会福祉協議会などの公的な組織が障がい者との間を取り持ってこのようなイベントの紹介をしていけたらいいのに、と思った。これまでは障がい者がこのような防災イベントに参加しているのを見たことがなかったのでとても新鮮に感じた。ウチの子どもも含めてこのような災害時の「要援護者」へのケアは今後も大きな課題となるだけに、この日のように障がいを持った方が積極的に訓練に参加し、行政と良い関係を築けるようになっていけたらいいと思う。その後の講演会でも講師の方のお話を熱心に聞いていました。あの方達も防災に関心があるのだ。その気持ちとこのようなイベントをつなぐ何かが足らないと思う。やるべきことがいろいろあるのは分かるのだ。しかし何から始めればいいのか、それが何なのか、今は まだはっきりとはわからない。

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2008/01/10

障がい児の失踪

 このブログでも紹介したが、失踪して1ヶ月以上たった1月8日に岩田和輝君が発見された。(彼は成績優秀でスポーツ万能だといういうことなので、一般的な障がい児のイメージとは少し違うかもしれない。彼の障がいを同定することが目的ではないが、もしかして彼はアスペルガーなのだろうか? )
 彼の自宅は神奈川県の港北地区だが、発見は千葉県である。保護のきっかけが自動車との軽い接触事故だったにもかかわらず、たいした怪我もなかったという幸運にただ驚くばかりだ。彼は自転車に乗り千葉県にいて車と接触した。その行動力、生命力は驚異的。発見されるまでのご両親の気持ちを想像するとつくづく無事でよかったと思う。しばらくは疲れを癒し、家族でいることの幸せをかみしめて欲しい。そうしてもう少し時間が経ち、もし余裕が出来たら行方不明でいた間に彼がどのような生活を送っていたのか教えて欲しいと思うのだ。暖冬傾向とはいえ12月のほとんどと正月を1人で暮らしていたわけで・・・。
 「本来ヒトは善人である」という性善説を証明することになるのか、それとも単なる奇跡なのか。とても気になるなあ。
 それから気になったことが一つ。失踪当時に流れた「捜索依頼」情報の中に、彼の母親の携帯番号までが無造作に公開されていたものが数件あったことだ。こちらに流れた情報でも番号は記載されていたのだが、他の情報ネットワークへの「転載お願い」の際には情報が錯綜することを防止するために母親の携帯番号は伏せるように、という一文が添えられていたのだが・・・。
息子さんが失踪して混乱する状況の中で情報提供も含め、事件に対する問い合わせの電話が母親の携帯に殺到していたらどうだっただろう。母親の携帯にかける電話は「発見の知らせ」だけにしたほうがいいだろうと思ったのだ。失踪から日にちが経ち警察が公開捜査を始めていた段階で、問い合わせ先も警察署を含めて2ヶ所あった。この時点で情報は整理されて家族に伝えるための環境は整備されていたのにも関わらずだ。悪意はないにせよ結果的には一部のネットワークは提供された情報をそのまま垂れ流したのではないか。ここが残念だ。ありとあらゆる情報ツールが備わった昨今だが、それに接するヒトの意識はどうなのだろう。そこが問われるケースだと思う。

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