なぜ車イスの車輪が「ハの字」なのか。機敏に動き回るための工夫なのですね。そしてブレーキもついていません。走る時も、止まるときもハンドリム(車輪の外側の輪)を使います。子どもたちはすぐにコツを飲みこみ、乗りこなします。自在に車イスを乗りこなして走り回る子どもたちの笑顔が格別です。
保護者がそうした「ススメ」にも屈せずに市内の普通学級へ就学を希望する場合は、当該児童に付き添うことを条件に就学を認めているようです。しかし明確なルールは存在せず、願いを実現するには保護者の粘り強い交渉が必要です。
こうした現状をもっと広く知っていただきたい思いは強く持っていますが、まずは、多くの子どもたちに車イスに触れて、操縦して親しみ楽しんでもらうことを今回の主眼に据え、実践的ゲームにこだわりました。
予想を超える来場者の中で、市長や教育長にも大変お忙しい中ご来場いただき、目を輝かせて走り回る子どもたちの姿を見ていただき、参加者と一緒に体験していただけたことも大きな収穫です。
・・・今後に期待しましょう。
冷え込みがきつい2月の体育館の開催にもかかわらずに、今回も実に多くの方が参加してくれました。2020年東京オリンピックとともに開催されるパラリンピック。市民の皆さんには、ぜひともこの機会に障がい者スポーツへの理解が深まる工夫をお願いしたいですね。そして小金井市に車イスバスケファンが増えることを期待したいです。最後に、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたグレースの皆さんに心からの感謝をお伝えしたいと思います。本当に有難うございました。
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