8月2日(日)「この子の困りごとはなんだろう?」ケースカンファレンス①、ひまわりママ(発達にアンバランスのある子どもの親の会)と黄金ネットワーク(障がい児の父親の会)わいわい会(元ぴのきお幼児園保護者OBの会)との共催。学芸大学高橋智研究室、小金井子育て子育ち支援ネットワーク協議会のご協力と小金井市教育委員会の後援で開催しました。これまで様々な子どもの発達支援の専門家をお招きした講演会を企画し、子どもの発達支援を支える行政のあり方などについての議論はしてきました。何回か開催した主催者側の感想として、当事者となる子どもがどのような状態なのか、保護者はどう寄り添えばいいのかなどの視点で掘り下げてみたい思いが今回の企画につながりました。
第2部では、これまた初めての試みで、事前予約制で参加希望者とパネラーとの個別相談を同じ会場で行いました。
やはりこれも希望者が多く個別相談ブースは常に相談者がいる状況でした。ただ、「きらり」ブースの相談者がいなかったことは意外でした。なぜでしょうかね。想像するに、参加者はすでに「きらり」になんらかの形でつながっていて、その先の支援(つまり就学などの問題)についてを相談されていたのでしょうか。少し気になります。
「きらり」は一時的な相談の受け皿ではありません。一般相談から専門相談に移り、専門相談の中で最適な支援を提供する手立てを提案し、子どもさんの状況の改善や、就学前から中学卒業まで、次のステップに向けた具体的支援が提供されることが当然と考えていましたが、違うのでしょうか。
「きらり」は我が子の育ちに不安を感じた保護者が相談に訪れるわけですから担当者が「話しを聞いておしまい」では困るのです。その先の支援の見通しを示していただかないといけません。
ここは「きらり」の設置を長年望んだ市民の皆さんとの運動により施設の新設を実現させた黄金ネットとしても、しっかりと検証しなければいけない重要なポイントと感じました。
今回の「ケースカンファレンス」は、参加者アンケートなど拝見しても概ね好評でした。隣の部屋を借りて行った福祉作業所のクッキー販売と子どもの困りごとや障がい理解に関連した図書の貸出しも好評でした。ただ、時間の関係から会場の参加者からのご意見や質問をお受けする時間が取れなかったことは今後の改善点です。今回は第2部の個別相談を行いたかったため、意見交換と質問の時間が取れないことを事前にアナウンスさせていただいたのですが、やはり質問したかったとのご意見をいただきました。それだけ参加者にとってリアルな内容だったからでしょうか。次回は改善します。
次回、ケースカンファレンス2では、肢体不自由児と保護者からの「困り」について考える企画の予定です。
2016年(平成28年度)から施行される障がい者差別解消法により、障がい者に対する障がいを理由とした差別が禁止されますが、小金井市における肢体不自由児の現場を知り、適切な支援とは何かについて、参加者の皆さんと考える機会にしたいと思っています。企画が固まり次第ご案内します。
困りごとをお持ちの母親役のひまわりママスタッフが、その内容をお話しして、そのケースごとに専門家が支援の方法を提案する形で「カンファレンス」を行いました。困りごとの具体的内容は、ひまわりママメンバーの幾人かの事例について、子どもの年代ごとに分かりやすい形に整理し、ケース1「自分のルールを通してまわりとぶつかる子」。ケース2「大人しいけれど苦手が多くてつらいと言えない子」のふたつの事例について、母親が専門家に相談するやりとりを参加者の前で行ったのです。
事前に良く検討した台本を作り、台本に従ってやりとりをしたのですが、事例は実際に起きたことなので会場の参加者がうなずきながら話しを聞く姿が印象的でした。
小金井市で子どもの発達支援に関わる方々9人をパネラーにお招きしてケースごとに支援の提案をしていただきました。
児童発達支援センター「きらり」副センター長 中村悠子さん。同相談支援専門員 岩本久美子さん。幼稚園協会代表として朋愛幼稚園園長 佐々木徳行さん。民間保育園代表としてしんあい保育園園長 茂森ミエさん。小金井市教育委員会指導室総括指導主事 高橋良友さん。同学校教育部学務課 中村 隆さん。社会医学技術学院作業療法課 兵頭洋子さん。放課後デイサービス「おもちゃ箱こがねい」臨床発達支援士 米澤るみさん。東京学芸大学特別ニーズ教育分野教授 高橋 智さんといった方々です。
これらのほとんどの方々が、実際に行政の中で子どもの発達支援に関わっているので、母親役とのやりとりもリアルに出来たわけです。
やはりこれも希望者が多く個別相談ブースは常に相談者がいる状況でした。ただ、「きらり」ブースの相談者がいなかったことは意外でした。なぜでしょうかね。想像するに、参加者はすでに「きらり」になんらかの形でつながっていて、その先の支援(つまり就学などの問題)についてを相談されていたのでしょうか。少し気になります。
「きらり」は一時的な相談の受け皿ではありません。一般相談から専門相談に移り、専門相談の中で最適な支援を提供する手立てを提案し、子どもさんの状況の改善や、就学前から中学卒業まで、次のステップに向けた具体的支援が提供されることが当然と考えていましたが、違うのでしょうか。
「きらり」は我が子の育ちに不安を感じた保護者が相談に訪れるわけですから担当者が「話しを聞いておしまい」では困るのです。その先の支援の見通しを示していただかないといけません。
ここは「きらり」の設置を長年望んだ市民の皆さんとの運動により施設の新設を実現させた黄金ネットとしても、しっかりと検証しなければいけない重要なポイントと感じました。
今回の「ケースカンファレンス」は、参加者アンケートなど拝見しても概ね好評でした。隣の部屋を借りて行った福祉作業所のクッキー販売と子どもの困りごとや障がい理解に関連した図書の貸出しも好評でした。ただ、時間の関係から会場の参加者からのご意見や質問をお受けする時間が取れなかったことは今後の改善点です。今回は第2部の個別相談を行いたかったため、意見交換と質問の時間が取れないことを事前にアナウンスさせていただいたのですが、やはり質問したかったとのご意見をいただきました。それだけ参加者にとってリアルな内容だったからでしょうか。次回は改善します。
次回、ケースカンファレンス2では、肢体不自由児と保護者からの「困り」について考える企画の予定です。
2016年(平成28年度)から施行される障がい者差別解消法により、障がい者に対する障がいを理由とした差別が禁止されますが、小金井市における肢体不自由児の現場を知り、適切な支援とは何かについて、参加者の皆さんと考える機会にしたいと思っています。企画が固まり次第ご案内します。
0 件のコメント:
コメントを投稿