2014/08/10

9月28日講演会&意見交換会のお知らせ

 
 黄金ネットワークでは、小金井子育て・子育ち支援ネットワーク協議会との共催で、9月28日に講演会を開催します。講演会概要が固まり、ひまわりママ(発達がアンバランスな子どもの親の会)代表の小幡さんデザインの告知チラシも出来上がりました。
 講演会のテーマは、子どもの発達を支援するために必要な地域ネットワークについて、様々な立場の皆さんとともに考える機会にしたいと考えています。
 昨年、文科省が行った調査では、何らかの支援や配慮が必要な子どもたちの割合が6.5%にのぼることが示されました。黄金ネットワークでは、この数字を踏まえて、小金井市の発達支援のあり方を考えていきたいと思っています。
 市内の幼稚園在籍児童数は905人、認可保育所在籍児童数は、公民合計で1,397人です。両者合計は2,302人となり、そのうちの6.5%は約149人です。このうちどれだけの子どもたちが実際の支援につながっているのか、このニーズを把握し支援機関につながる割合が、その後の学校教育にも大きく影響を与えるのではないでしょうか。
 たぶんどこの自治体も同じだと思うのですが、たいていは子どもの支援の必要性に気づくのは、担当する施設の職員さんと聞きます。しかし保護者の同意がないと専門機関へ相談できないないため、子ども本人への支援の検討が先延ばしにされるケースが相当数あると考えられます。そこで、この講演会では、こうした子育て関係機関の職員さんの気づきを、専門機関につなげる工夫について、皆さんと意見交換をしたいと考えています。
 講演会は2部形式。第1部では、京都府舞鶴市で就学前の高機能自閉症発達検査のシステムを導入した際、専門家としてアドバイスを行った国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 児童・思春期精神保健研究部 部長/児童精神科医の神尾陽子氏に発達障がいの最新知見を学びます。第2部では、小金井市の子ども関連の施設や機関で、日々子どもたちと向き合う専門家の方々、障がい児保護者と参加市民の皆さんを交えたパネルディスカッションを行います。
 現在の小金井市の児童発達支援センター「きらり」など、充実した地域資源を活用し、小金井に暮らすすべての子どもたちの育ちをしっかり支えていく地域ネットワークづくりについて、皆さんとともに考えてみたいと考えています。
 講演会の参加申し込みは、9月1日(月)から。先着順で受け付けます。お申し込みはkoganenetwork@gmail.com  または、FAX :042-301-9886 電話:090-8819-0785(鈴木) 問い合わせ先・小金井子育て・子育ちネットワーク協議会事務局(佐藤):電話:070-6488-5731まで。
皆様、奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。

 

2014/07/08

地域交流集会「小金井まつり」


 7月5日(土)は都立小金井特別支援学校の夏まつり「小金井まつり」でした。正式には地域交流集会という位置づけで、学校とご近所の交流のために開催されるものです。
 当日はあいにくの雨のため、校庭ではなく体育館を会場にして行われました。黄金ネットワークとしての参加は11年目、来年からは校舎の立て替えで仮校舎に移転するため、この校舎を使うのは今年が最後です。


 夏まつりということで、保護者や地域の団体の模擬店や、教員の皆さんの太鼓、黄金ネットワーク秋山(慎)さん参加のペーターバンドの演奏など、それはにぎやかなお祭りでした。小金井の夏の風物詩の阿波踊り「おどりっこ連」の参加も今年始めて。会場を揺るがす踊りのうねりに圧倒されます
。昔々、まつりのアトラクションの出演者にお支払いするギャラで、まつりの経費の大半が消えていたことを思うと、現在の手作り感がいっぱいのこのイベントは地域交流ということを考えると大成功といえるのではないでしょうか。

 私たちのブースは輪投げゲーム。そして景品の目玉はカブトムシ。例年7月初旬のこの時期に子どもたちの期待に応えるだけのカブトムシを揃えられるかが最大の悩みです。もう少し時期が遅いと助かるのですが・・・。それでも雑木林で見つけたものや、幼虫から育った成虫を分けていただいたりで、成虫の数は少ないですが、何とか模擬店としての格好はついたといったところでした。
 それでもカブトムシの人気は抜群で、開店するとご覧のような行列でした。カブトムシをねらうこどもたちの目は真剣そのものです。また、様々な願いや悩みを持つ在校生保護者の皆さんと、様々な意見交換や交流ができる貴重な機会でもあります。
 校舎が完成して、現在地に戻るのは3年後です。それまでこのおまつりをどうするのかの議論は、在校生保護者の皆さんにゆだねたいところですが、地域交流イベントとしてのあり方を、移転中の問題も含めて検討していただきたいと思います。会場の準備にはおそらく多くの方のご協力があったはず。また毎年ご協力をいただいた教員の皆さんの献身的な取り組みにも感謝します。本当にありがとうございました。黄金ネットワークメンバーだけでなく、当日模擬店のお手伝いをいただいた皆さん、大変お疲れ様でした。そしてありがとうございました。





2014/01/18

(講演会のお知らせ)思春期・青年期をゆたかに生きて、おとなになっていくための講座



 2月23日に開催予定の講演会情報を更新しました。多くの皆さんのご協力をいただきながら準備を進めています。
 会場は、学芸大学N410教室。定員は100名とさせていただきました。今回は学芸大学の高橋智先生の全面的なご協力により実現しました。講演会は10時から。4人の講師をお願いし、まとめを含めた5部構成になりました。もちろんご希望の部の講演だけの参加も可能です。
 参加申し込みは、2月1日からになります。保育も、障がい児も含めて受け付けますので、お申し込みの際にお知らせ下さい。
 私たちの子どもには様々な障がいがあります。親として自分の子どもの障がいを認めることは実は簡単ではありませんでした。これは障がいの種類や程度とは関係ありません。皆さんが悩み、苦しむ部分です。
 また、地域社会のあり方も重要です。行政や多くの方の支援が必要な私たちの子どもに、行政や地域がそれぞれの場所から、ふさわしい支援が提供されるように願い、講演会を企画しました。思春期をむかえた子ども、そして就労に悩む子どもたちを支援する現場の最前線で活動する講師の皆さんのお話は、是非とも多くの皆さんに参加していただきたいと思います。参加の申し込み方法ですが、メールの方はkoganenetwork@gmail.comまで、・お名前(フリガナ)・参加予定演題番号(1部分のみ参加もできます)を記載。・保育希望者は、加えて電話番号、Eメールアドレス、お子さんの氏名、年齢、性別、希望時間を明記したメールを下さい。折り返し注意事項等をご相談ください。FAXの場合は042-301-9886まで。 お問い合わせ:090-8819-0785(鈴木)(15〜20時でお願いします)
※この講演会は、(社)生命保険協会「子育て家庭支援団体に対する助成活動」の助成を受けています。
主催:黄金ネットワーク(障がい児の父親の会)
協力:東京学芸大学高橋智研究室・ひまわりママ(発達がアンバランスな子どもの親の会)
後援:小金井市・小金井市教育委員会・東京学芸大学・東京学芸大こども未来研究所・小金井子育て子育ちネットワーク協議会。以上の各団体の皆様のご協力と、ご後援により企画しています。皆様多数のご参加をお持ちしております。

2013/12/15

ありがとうございました。クリスマス会

 黄金ネットワークのクリスマス会も今年で15回目。会場は今年も小金井生活実習所をお借りしました。金曜日から準備したさまざまな物を運び込んで準備を始めます。
受付の横では「さくら作業所」のクッキーとケーキなどの物販。毎年大好評で完売します

ここが会場になるホールです。音が出せて広さが適当で駐車場も十分。こんないい会場は他にはありません。本当に毎年ありがとうございます。


こちらも、いつもお世話になっているボールプール。組み立てるとスグに子どもたちが飛び込むいつもの光景。  

 子どもたちが大喜びのボールプールですが、今年からは小金井市児童発達支援センター「きらり」からの移動です。これまで、ピノキオ時代には倉庫にしまってあった物を会場に運び、ここで組み立てればよかったのですが、施設面積が大きい「きらり」ではボールプールが常設になったために、一度分解して運んで当日に会場で組み立てて使っています。今までよりひと手間増えた訳ですが、子どもたちの喜ぶさまを見ると、そんな苦労は吹っ飛びます。いつもと違う場所になじむことが苦手な子どもにとっては、このボールプールがいい気分転換の場所になっている気がします。

さあ始まるよ!MCは今年もおなじみのトナカイだよー。

スタートは、元ピノキオ職員さんと飛び入りお母さんの手遊び歌から。会場の子どもたちになじみ深い歌がアトラクションの導入になります。

手遊び歌の後は「はっぴい・アンサンブル」の歌と演奏。ヴォーカルはご存知「やまぐちみえ」さん。はじける歌声がホール一杯にあふれます。
「聞いて聞いての会」の紙芝居と大きな絵本の読み聞かせ。紙芝居の後ろのスクリーンで紙芝居を拡大して映写しています。今年初めての試み。
アトラクションのトリはペータバンド。バイオリンが素晴らしかったー。毎年ステキな演奏ありがとうございます。

 

遅刻したサンタクロースがやっと会場に到着したよー。最後のお楽しみはサンタクロースが、みんなにプレゼントを配ります。トナカイもプレゼントを配るのですが、子どもの人気は圧倒的にサンタクロース。「中身は同じなんだけどなー・・・」トナカイのため息が聞こえてきます。
最後はお楽しみ会で交流タイム。しばらくぶりの再会があったりします。ご家族や兄弟とゆっくりと一息。

お約束の集合写真。今年も多くの皆さんが参加してくれました。
 2日前からさまざまな準備をして迎えたクリスマス会の当日は、風もなく、それほど寒くもなく、今年も100人を超える参加者をお迎えすることができました。このイベントは当日のアトラクションの出演者、受付や写真撮影。バックヤードでお楽しみ会の準備のお手伝いをいただく皆さんはじめ、前日までの準備にも多くの作業があり、実に大勢の方のサポートで成り立っています。そんな苦労も、多くの参加者の皆さんから「楽しかった」と言葉をかけていただき、笑顔をいただくだけで吹っ飛んでしまいます。
地域の活性化とはよく言いますが、それに加えて私たちは「暖かさの循環」がさらに広がることを願っています。このイベントを通じて暖かい「縁」が広がり、普段の暮らしの中で、ほんの少しの支援や配慮が必要な子どもたちと家族が暮らしやすいまちに小金井が成長出来るようなお手伝いを続けていきたいと考えています。
最後に「きらり」に戻り、ボールプールを組み立てます。箱詰めしたボールは段ボールケース30ケース。これをすべて2階に運び元に戻して・・・。本当にお疲れ様でした。










2012/10/24

「食べることに困っている子ども」への理解とその環境づくり講演会報告



 10月20日(土)、東京学芸大学カフェテリア「第1むさしのホール」にて黄金ネットワーク主催の「食べることに困っている子どもへの理解とその環境づくり」講演会が開催されました。講師となっていただいたのは、当事者で保護者さんの富塚恭子さん、ICU看護師山際明子さん、社会医学技術学院の作業療法士の兵頭先生、ピノキオ幼児園の保育士の花岡先生、小金井特別支援学校の任養護教諭である小林真澄先生、養護教諭の松本志桜里先生、教諭の鈴木笑実先生、栄養士の河合裕子先生、総勢8名の豪華キャストで、大変内容の濃い講演会となりました。会場は、予定人数50名を超えて約75名の来場者で埋められ、熱心に聴かれていることもあってか講師の先生方の緊張感が高まり、熱弁振るわれて持ち時間をオーバーする場面もありました。
 来場者の多くが他市の特別支援学校の先生や専門職の方であったり、春秋に富む学生さんも多く参加されて熱心にノートをとられている姿もありました。行政からも発達支援に関わる子ども家庭・福祉保健・学校教育の3部の部長さんが参加してくださり、立場や職種を越えて関心を集めているのだなと感じます。
 講演会のトップバッターである富塚恭子さんは、大学病院で管理栄養士をされていたご経験もあり、現在3歳の重度アレルギーのお子さんに、そのご経験を通じて対処されています。培ってきた栄養士のノウハウと、身近な親としての生の声をお話しいただきました。
 続いて医療の分野からICU看護師の山際明子さんに、アレルギーの機序や対処法について簡単に説明して頂きましたが、まずは知ることで助けられる命もあるという事を伝えていただきました。命は人の手や理解によって救われるんだなという事や、病院ではない日常生活の中で命の薬を子どもが持つという重大さが会場の方々に伝わったかと思います。

  療育の現場から社会医学技術学院 作業療法士をされています兵頭洋子先生にお話をしていただきました。先生は学院で教壇に立ちつつ、病院の臨床現場でも様々なお子さんたちに療育をされておられていて、実際の現場で様々なケースへの療育の実践方法などが紹介されていました。姿勢や食事マナーを身に着けていく事、またそれらを食事の時間だけではなく、遊びの時間の中で同じシチュエーションを作り、食事への関心を高めていく事など、家庭内療育への沢山のヒントがあったと思います。
 小金井市のピノキオ幼児園の保育士である花岡先生からは、言語聴覚士や臨床心理士や栄養士の先生方との連携が、日々お子さんたちとの摂食指導に重要であるとお話しいただきました。パンやご飯などといった食材を、臨機応変に再調理することの大切さ、食事の環境を整えるために楽しく一緒に食べる事を心掛けているとの事でした。保育士の目線で摂食指導の現場のお話はあまり聞く機会がありませんでしたが、先生たちの努力と強い思いが伝わってきました。
 そして最後、小金井特別支援学校の先生方による講演でしたが、坂口校長先生も急きょフォローに加わっていただき、校長先生のご指導の下、講演会への気合いが伝わってきました。先生方が日頃指導されている環境とは違って、講演会でお話をすることに不慣れであるという事でしたが、内容はとても専門的で分りやすく、沢山の専門職が一人一人の二―ズに合わせてアプローチしている事が伝わってきました。食べ過ぎによる肥満など「食にまつわる生活習慣病」の問題などがますますクローズアップしてきましたが、この事は、障がい児にとっても無関係なことではなく、食べる機能がうまくいかない為に苦痛になっていたり、食のバランスを崩していることもよく分ります。バンビ教室というプログラムで栄養面と体重コントロールをされている努力が伺え、恵まれた環境の中でお子さんたちが沢山の専門職の先生方に支えられて健康維持をしている事を知る事も出来ました。
  今回の講演会で、小児の摂食障がいが理解され、子どもたちから「食」の楽しみを奪うことなく、「食べることに困ってる子ども」たちの為に様々な現場での取り組みを、職種や立場を越えて伝えることが出来たかと思いました。また、坂口校長先生のアドバイスによって医療・福祉・教育という夢のコラボを実現することが出来、今後の小金井市に大きく貢献できた講演会であった思います。
 遠方から多数ご来場いただた皆さま。学芸大学広報連携課をはじめとする大学関係者の皆さま。ご協力とご支援いただいたすべての皆様に御礼を申し上げます。まことにありがとうございました。


2012/10/15

10月20日講演会準備


10月20日(土)、学芸大学のカフェテリア「第1むさしのホール」を会場にお借りしておこなう講演会の会場の下見に行ってきました。パワーポイントを使う場合のスクリーンの位置やテーブルやいすの配置、受け付けや案内看板掲示場所の確認のためです。講師をお願いする方々やご来場下さる皆さんが、講演会に集中できるような環境作りも大切。会場をご提供いただく大学の地域連携セクションのご理解とご協力の賜物ですが、ステキな会場に負けないような設営(大したことはできませんが・・)に努めたいと思います。

2012/10/09

食育を医療と療育の視点から考える講演会のお知らせ


   10月20日(土)「食べることに困っている子どもへの理解とその環境づくり」講演会を開催します。ひと口に食べると言っても、ひとそれぞれ。また障がい児や高齢者の食など、個別に配慮が必要な方々への対応の実際の姿はあまり知られていません。そこで、医療や療育、介護福祉の現場での取り組みの実際を専門家に伺いながら、食に関する知識を深めていただき、市民の皆さんの健康の向上につなげていただきたいとの思いから講演会を企画しました。学芸大学のご協賛をいだだき、会場には学内カフェテリアをお借りすることが出来ました。講演会の詳細は、当ホームページのメールフォームからもご案内しますのでお問い合わせください。皆様多数のご来場をお待ちしています。