2008/01/20

防災講座

 先週の19日、市主催の防災講習会に参加してきた。市役所前庭では体験型イベントとして応急救護の簡単な講習(都内では2台しかない)起震車での揺れの体験などが行われていた。実はワタクシ16年間消防団に入っていたのです。退団後は地元自治会の防災会、災害支援ボランティア、消防少年団の指導員、と3つを引き受けている関係でこのようなイベントには必ず召集がかかるのだ。このような活動で感じるのは、ワタクシのような動員された「セミプロ」などの関係者だけでなく一般の市民が広く関心を持つことの大事さだ。が、しかし現実はそうはいかない。この日も7割が常連さん、残りが関心を持って集まった市民。しかし、いいこともあった。聴覚障がいの方が10名ほど参加していたのだ。ここには手話通訳の方もいて、各ブースの説明を熱心に見ていました。役所の担当者に聞くと、どうやらあの方々の内のお1人が市のホームページでこれを知り、知り合いを誘って参加したとのこと。しかし通訳さんは誰が手配したのかは聞くのを忘れた。社会福祉協議会などの公的な組織が障がい者との間を取り持ってこのようなイベントの紹介をしていけたらいいのに、と思った。これまでは障がい者がこのような防災イベントに参加しているのを見たことがなかったのでとても新鮮に感じた。ウチの子どもも含めてこのような災害時の「要援護者」へのケアは今後も大きな課題となるだけに、この日のように障がいを持った方が積極的に訓練に参加し、行政と良い関係を築けるようになっていけたらいいと思う。その後の講演会でも講師の方のお話を熱心に聞いていました。あの方達も防災に関心があるのだ。その気持ちとこのようなイベントをつなぐ何かが足らないと思う。やるべきことがいろいろあるのは分かるのだ。しかし何から始めればいいのか、それが何なのか、今は まだはっきりとはわからない。

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