2015/05/20

学校って、いったい誰のもの?


 入学を希望すれば全員を受け入れる大空小学校は、不登校ゼロ。自閉症、知的障がい、身体に不自由があっても、みんな同じクラス。そんな大阪の小さな小学校の1年間をつづった話題の映画「みんなの学校」。映画を通して教室や職員室で起きる様々な事件をみんなと一緒に「参観」するこの映画を見ると、学校のあり方や教育の目的は何かという根源的な問題を考えさせられます。映画を見る人の立場の違いにより、映画の受け止め方は人それぞれと思いますが、映画が発する強いメッセージを感じます。
 この映画の自主上映会の実行委員会が小金井市でも立ち上がりました。このたび実行委員のご奮闘によって上映日が決まりましたのでおしらせします。日程は9月4日(金)に。気になる会場は、武蔵小金井駅南口駅前の市民交流センター1F小ホールです。生まれたばかりの実行委員会では、企画の実現に手を貸していただける方や協力団体を絶賛募集中。もちろん黄金ネットワークも協力団体の一つとして、ふかーく関わっていきたいと話し合いをしています。
 また、障がい児と障がい者に関わる団体としては、この映画を多くの方、特に普通学級に子どもを通わせている多くの皆さんに見ていただき、この問題に触れて欲しいと強く願っています。学校教育現場では、まだまだインクルージョンの配慮が足りません。黄金ネットワークとしては、この上映会に連動する形で、子どもたちの最善の利益とは何か
、教育の機会を提供する学校の役割と、学校を取り巻く地域のあり方について、地域の皆さんと考える企画も準備していきたいと構想中です。