2008/02/12

児童福祉審議会の答申


 だいぶ前の出来事になるが・・・児童福祉審議会-(略して児福審)。平成15年9月に小金井市長が審議会を招集。私は市民公募の3名枠に滑り込めたという幸運により以来2年6ヶ月を委員として活動をしていた。市長からの諮問は①公立保育園(5園)の保育料の見直し ②保育園 ③学童保育 ④ピノキオ幼児園の業務見直し(民間委託の検討)についてだった。審議会では本会議24回に加えて3つの起草委員会がそれぞれに開いた起草委員会が34回、施設見学とヒアリング等をあわせて14回という「超」ハードスケジュールだったが、素晴らしいことに白紙の状態から一言一句100%委員が書き上げた答申で、そのかわり責任重大、大変厳しいスケジュールの中、期間を半年延長し、平成18年3月末に市長へ答申された。結論は値上げ反対。すべての施設の民間委託には反対する、というものになった。いずれの結論でも賛成か反対かを単純に答えた場合の「反対」だ。それぞれの場所でふさわしい努力が求められている内容ではある。また、ピノキオのような福祉施設的性格の運営の検討には、民間委託の是非だけではなく地域の福祉施策全体のバランスの中で施設のありかたについて改めて検討するべきだ、という提言をした。答申以来もうじき2年が過ぎる。駅前区画整理による施設の移転計画や自立支援法による補助金制度改変が迫る中で、答申後の施設のあり方について行政からの具体的なビジョンは利用者にも、市民に対してもいまだに示されていない。せめて「整備検討委員会」のようなもの。施策が白紙の状態から情報を開示して、市民や専門家と共に作り上げる仕組み・・・できないかなあ。

(答申ファイルへのリンクを右サイドバーに貼っておきます。まだしばらく読めそうですよ)

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