2008/04/30

民間委託の検討

 一般的には「障がい」というのはどういうことなのかはほとんど知られていない。大多数の人は普通だから仕方ないのだ。このような理由で福祉予算は削減されていると思う。異論はあるだろうが全体では削減傾向である。しかし福祉施設、特に障がい福祉施設で日々おこなわれていることは理解されているのか。という話である。
 小金井市のピノキオ幼児園は、財政再建計画による民間委託の検討と区画整理事業により施設の移転が予定されている。この二つの問題があるにもかかわらず、市民や市議会での認知度は残念だがあまり高くない。しかし、利用者に対する担当者からの説明は不正確で、情報は恣意的なもの。しかも少数の母親(全員でも15名なのだ) のみへの説明である。市長が諮問し2年7か月の時間をかけた児副審の答申に対しても「縛られる理由がなくなった」などと発言しているという。これでは今後施設を利用することになる市民や審議会の他の委員に対してあまりにも無礼な考えである。このような狭い範囲に限定した議論から何が生まれるというのだ。議会答弁で「市民に対しても検討する機会を設ける」と発言していたが、これまでに意見の交換はOBを交えた機会はというとたったの2回なんですけど・・・・・。喧嘩を売っているのか?コイツ。                         いや、ここは冷静にいこう。(大人ですから) とにかく、もっとたくさんの意見を聞かなければいけないと思うのだ。どうにかして施設の整備検討委員会を立ち上げたい。市議会にしても検討会にしてもそうだが「施設の今後のあり方」を広く議論してもらうためには施設に対する基礎的な情報、知識が必要だと思う。公立の施設としての使命もあるのだ。
 先日、そのための勉強会というか、意見交換のための懇談会を開くことができた。お隣の国分寺市の都議と市議が1名。当市の市議を1名をお招きした懇談会だ。国分寺市の施設はかなり前から「発達支援センター」という名称を施設名に使っていて、通所訓練部門が、園児単独と母子通園、外来相談業務をおこなっている。さらに数年前に施設建物を新築したのだ。(確か予算は1億円だったと聞いた覚えがある)
 このような施設の生い立ちに興味があったので、これを支えてきた市民の代表の市議会議員さんのお話を聞きたかったためである。
 他の団体が以前に「つくしんぼ」の前施設長を小金井にお招きしてお話を聞いたというのは知っていたが、それとは別に施設を外から見ている立場の方の話は興味深いものがあった。つまり施設の考える理想と利用者が求めるものに少しづつ「ズレ」が出てきていた。というのだ。そのために児副審での視察当時の体制から「改革」を実行しているというのである。いやー、国分寺恐るべしである。これは、しかるべき立場の方が利用者の要望に応えたということにならないだろうか。その上で担当部局と調整し、議会に諮り、組織改革を実行したということだろう・・・。いいなあ。国分寺。移住しようかなあ。 自治体規模はほとんど同じ2市である。違いの原因はなんだろうか?

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