2012/07/01

講演会のご報告

昨日、6月30日小金井子育て・子育ち支援ネットワーク協議会と黄金ネットワークの共催による講演会「子どもの発達支援と地域連携」が、講師の明治安田こころの健康財団 子ども療育相談センター 新井利明センター長をお招きしておこなわれました。6月月末の日曜日の貴重な時間を割いてご参加いただいた皆様には厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
会場は大入り満員となり、子どもの発達支援に対する市民の皆さんの関心の高まりを実感することになりました。市民掲示板への掲示、報道各社へのプレスリリース、市報掲載などの告知の効果もあったのかなと思います。参加者の皆さんにお願いしたアンケートの集約などはこれからの作業になりますが、会場は新井先生の人の心を掴んで離さない話術に引き込まれている雰囲気で、講演会に続きおこなわれた意見交換会でも、ひとつ質問すれば10の答えが、先生の笑顔とともに返ってくる・・・。わが子の困難を抱えてどうすることもできなかった苦しさ、残念さを訴える方のお話にも、その苦しさに寄り添いつつ、他の参加者も共有できるような的確な回答をされていたことが印象に残りました。
小金井市でも来年10月に「発達支援センター」が開所するわけですが、施設の運営は実績のある法人に委託することを表明しています。今ここで民間委託の是非について論ずることはしませんが、委託するならば「丸投げ」にはせずに、行政がふさわしい専門部署を設け、障がい児支援の地域連携に尽くすべきではないかと考えるところです。そのためには、行政自身が地域資源をしっかりと理解し活用していくことが重要です。そのために欠かせない地域連携の在り方について検討できる時間が多く残されているわけではありません。こういった厄介な課題・問題を解消する魔法はないと思います。問題に向き合い、努力するしかないのです。障がい児の父親の会として今回の講演会でも各方面から注目されている私たちに何が出来るのかはわかりませんが、障がいを持って生まれてきた私たちの子どもにとって生きやすい地域を目指して、行政や市民がともに歩んでいけるような地域づくり、まちづくりを考えていきたいと思います。

1 件のコメント:

tanukichi さんのコメント...

貴重な講演会、意見交換会を開催いただき本当にありがとうございました。
保育のお部屋にいたら、びっくり。おむかいさんのお子様たちがいらっしゃいました。
1市民の主婦たちがどれだけ子育てに不安を覚えながら日々の生活をおくっているのか実感いたします。
西東京市の施設職員の方がいらっしゃっていましたが、サレジオ学園からおひとりも参加されていなかたったことがとっても残念でなりません。